勃起しなくなった!原因と改善方法について
公開日:2022年12月19日|最終更新日:2023年04月21日
- ED(勃起不全)

いざベッドシーンで
「今晩は楽しむぞー!」
と思い立った矢先、
「あれ!?アソコが全く勃起しなくなった…」
と、相手を目の前にして一番最悪なシチュエーションになったことはありませんか?
実はこれにはいろいろな原因が考えられます。
なぜ勃起しなくなったのか原因を理解して適切な対処方法を知り、改善や今後の自信へつなげていきましょう。
目次
勃起の仕組みを学ぼう!
勃起は性的な興奮が視覚や触覚などの五感を通じて脳に伝わることで起こる、男性特有の生理現象です。
脳内で性的な興奮が高まり、陰茎内部にある海綿体と呼ばれる細かな血管が集まったスポンジ状の器官に血液が溜まることで起こります。
また、勃起には自律神経(交感神経、副交感神経)の活動が深く関わっており、基本的には身体がリラックスした副交感神経優位の状態でなければ起こりません。
つまり、血管や神経などに何かしらの支障が出ると、アソコが正常に機能できなくなる勃起不全(以下EDと記載)になってしまうのです!
勃起しなくなった原因と改善方法
勃起のメカニズムが崩れる原因には、大きく4つの種類があります!
心因性ED
ストレスなどによりメンタル面に大きな影響が及び、自律神経が乱れて勃起できなくなるケースです。
現代におけるEDの発症原因として最も多いタイプと言われています。
性的な興奮は感じるのに勃起できない場合、脳内の神経に異常がある為に性機能が低下している可能性が考えられます。
また、失敗の経験がトラウマとして焼き付いてしまうと、セックスの度に不安や緊張に飲まれて上手くいかなくなる悪循環に陥りがちなので注意しましょう!
極度の緊張
心因性EDの中でも取りわけ多いとされる事例です。
特に自身の初体験時や初めての相手とのセックスの際は不安や緊張が大きいので、気負い過ぎて勃たたなくなることがあります。
経験があっても、もともと緊張しやすい方やストレスを抱えている方は発症する確率が高いです。
コンドームを着けると勃起しない
前戯などの段階ではしっかりと勃起しているのに、いざコンドームを着けようとした瞬間や装着後のタイミングで突然萎えてしまう、という方もいるようです。
これは、上手く装着できないことへのプレッシャーや「コンドーム=気持ちよくない」という思い込みが原因かもしれません…。
特定の相手にだけ勃起しなくなった
妻だけEDなどとも呼ばれるこちらのケースは、奥さんや彼女さんといったパートナーとのセックスのマンネリ化が大きな要因であると考えられます。
同じ相手やシチュエーションに対しての興奮が薄れることで勃起に至らなくなってしまうのです。
この場合、男性はAVや風俗を利用すると問題なく勃起できるようです。
うつ病
うつ病によって活力が失われ、性欲や食欲などの根本的な欲求が沈んでしまったことで勃起できなくなるケースもあります。
自分1人で解決するのは難しいので、専門の医師に相談しながら治療していくと良いでしょう。
心因性EDの改善方法
心因性EDの場合、仕事のストレスから過去のトラウマまで、発症の原因が人によって異なります。
自律神経の問題であるのと同時に心の問題でもある為、改善するにはパートナーとの話し合いや医療機関でのカウンセリングが有効です。
原因を自覚できていない方は原因の究明をすることで、自覚できている方はそれを誰かに打ち明けることで、それぞれ症状改善の糸口となる可能性があります。
また、過去に失敗した苦い体験を成功体験で上書きする為に、ED治療薬を利用するのもアリです!
1度セックスに対して前向きな感情を結び付けることができれば、心が軽くなって次回以降もリラックスして臨めるようになるかもしれません♪
薬の服用に抵抗がある方は、まずは精力剤やサプリメントなどを試してみてはいかがでしょうか?
器質性ED
怪我や病気、加齢などで生じる身体の異常によって勃起できなくなるケースです。
神経や血管の損傷、生活習慣病、ホルモンバランスの乱れなど、さまざまな原因によって物理的にアソコが勃たなくなってしまいます。
代表的なものをいくつか見ていきましょう。
加齢
年齢を重ねる毎に人間の身体機能は低下し、衰えていきます。
男性の場合、身体が重い、疲れが取れないなどの他に、性欲の減退及びEDの症状が現れるケースがあるのだとか。
加齢に伴うEDは、男性ホルモンであるテストステロンの不足が大きな要因です。
病気
何らかの病気にかかった影響で性機能に異常が生じることもあります。
特に高血圧や糖尿病などの生活習慣病は、神経や血管に大きなダメージを与えるのでEDを併発しやすいです。
また、病気の治療の為に服用している薬の副作用で勃起しづらくなってしまうケースも少なくありません。
怪我や手術
過去に大きな怪我や手術を経験している方は、それらが原因で神経を損傷している可能性があります。
患部が前立腺や腰周りだと、正常な神経伝達が難しくなりEDへつながる確率が高まるようです。
怪我の影響や手術後の経過については、かかりつけの医師としっかり話し合いましょう。
喫煙
ED患者の中で喫煙者の割合いは比較的高いと言われています。
何故かと言うと、タバコには血管の収縮に影響を及ぼす成分ニコチンが含まれているからです!
タバコを吸った分だけ血液が固まって流れづらくなり、血行障害を誘発してアソコに血液が届かなくなってしまいます。
百害あって一利なしと言われるタバコは、快適な性生活を送る上でも天敵と成り得るのです。
飲酒
お酒を飲んだ日にセックスをしようとしたら勃たなかった…という経験はありませんか?
アルコールには神経の伝達機能を鈍らせる働きがあるので、飲み過ぎると勃起の妨げになる可能性があります。
快感や興奮が正しく伝達されないと、勃起や射精がスムーズに行われなくなってしまう為、夜の時間を楽しみたい日の飲酒は程々にしておきましょう。
器質性EDの改善方法
器質性EDは、心因性EDと比べると原因の特定がしやすいです。
自覚できている原因と向き合い、適切なアプローチをすることで症状の改善を目指せます!
例えば、加齢(ホルモン不足)の場合はテストステロンを補充する、怪我や病気の場合は医療機関で治療する、飲酒や喫煙の場合はそれぞれアルコールやタバコの摂取量を制限するなどです。
また、身体の状態によってはED治療薬の服用が有効な場合もあります。
バイアグラやシアリスなど保険適用の対象となっている薬があり、医療機関でも患者に処方するケースがあるのだとか。
ご自分の身体や生活に合った改善方法を探しましょう♪
薬剤型ED
怪我や病気の治療の為に利用している薬の副作用でEDになるケースも考えられます。
薬の副作用の説明に「勃起障害」や「性欲減退」といった記載があった場合は注意が必要です。
抗精神病薬、抗うつ薬、抗不安薬、催眠薬、抗コリン作用役、ステロイド製剤、ホルモン剤(男性ホルモンを抑制するもの)、AGA治療薬、降圧剤、ドーパミン拮抗剤、H2拮抗剤など
薬剤型EDの改善方法
薬の利用だけがEDの原因なのであれば、その薬の利用を中止することで症状の改善が見込めます。
ただし、病気などの治療目的で薬を常用している場合は、自己判断で中止せず、必ず医師に相談してください。
また、医薬品によってはED治療薬と併用できるものもあるので確認してみましょう。
混合性EDの原因と改善方法
心因性ED、器質性ED、薬剤性EDのうち、いずれかもしくは全ての原因が混ざり合ったケースです。
原因の特定が非常に難しいので、迷った時は医療機関への相談をおすすめします。
まとめ
いざという時に勃起しない、さっきまで勃起していたのに萎えてしまった…などなど。
男性にとってこのような状況はとても悲しいですよね。
しかし、焦るだけでは症状は改善されません。
何が原因で勃起しなくなったのか、しっかりと原因を見極めて解決に踏み出すことが重要です!
心に原因がある場合はまずパートナーへの相談を、身体に原因がある場合は適切な治療を試してみましょう。
コンプレックスを解消し、パートナーの方との素敵な時間を楽しんでくださいね♪