性病の種類と対策方法を徹底解説!
公開日:2023年05月02日|最終更新日:2023年05月02日
- 性病

性病(性感染症)は、主に若年層を中心に感染が拡大している病気の総称です。
多くの方が聞いたことがある梅毒やクラミジア、淋病、エイズなどは性病の1種になります!
そんな性病ですが、なんと近頃感染が大きく広がってしまっているのです。
そこで、今回は性病の種類や対策方法について解説していきます。
性病に対する意識を高めしっかりと予防を行なっていきましょう♬
目次
なぜ性病が広まっているのか
新型コロナウイルスが流行したことより、人と会う機会が減った為に、性病感染も減少したのではないかと思うかもしれません。
しかし、実際はその逆であり、性病の感染者数は増加しているのです。
原因は主に2つ考えられております。
SNSやマッチングアプリの流行
簡単に異性と繋がり、出会うことができるSNSやマッチングアプリですが、性行為を目的として利用する人が多くなってます。
また、特にコロナ禍の影響により室内での密会をすることも増え、性行為に対するハードルが低くなってしまっていることが原因と考えられます。
性病検査の件数の低下
コロナ流行の影響により、クラミジアや淋病などの性病検査が後回しにされていることが増えてます。
この結果、性病感染に気づかず非感染者との接触を行ってしまうことで感染が広がっているのです。
性病は気づかないうちに感染の連鎖が引き起こされているのです。
性行為をする際、自分もしくはパートナーが性病に感染していないか注意をする必要があります!
性病の種類について
性病は基本的に性行為によって感染します。
ここで代表的な性病についていくつか紹介していきます。
クラミジア
クラミジアは自覚症状のないことが多い病気です。
感染経路は、すでに感染した人との性行為によって尿道や肛門、女性の場合は膣、または男女ともに喉への感染があります。
クラミジア性尿道炎は、感染開始から約3週間は潜伏期間となります。
その後、軽い痒みや痛み、または膿が発生することがありますが比較的軽度な症状となります。
クラミジアは、日本のすべての性病の中でもっとも感染者が多い性病です。
特に、若年層の感染が多くなっており、そのほとんどの方は自覚症状がないと報告されてます。
自覚症状がない為、治療を放置してしまう場合が多く、精巣上体炎を起こすことで男性不妊に繋がる恐れがあります。
また、女性の場合は子宮頸管炎や子宮内膜症などを引き起こす可能性もあります。
淋病
淋病は「淋菌」が原因となって発症する性病の1つです。
性行為によって感染部位が皮膚や粘膜に接触することで感染が起こります。
また、淋病はクラミジアに次いで日本でも感染が多い性病となっており、感染者との1回の性行為で約50%が感染すると報告されております!
淋病は主に尿道に感染が起こりやすく、尿道炎を引き起こします。
尿道に激しい痛みが起こり、また黄白色の膿が出てきます。
また、症状が進行すると精巣上体炎となり、男性不妊を引き起こす可能性もあります。
梅毒
梅毒は、梅毒トレポネーマに感染することで起こる性病であり、感染が進行することで大動脈炎や神経梅毒など重篤な症状を引き起こす恐ろしい病気です!
古くから流行している性病で、治療薬のペニシリンが発見されるまで多くの方が梅毒によって死亡したと言われてます。
感染経路は性行為、またキスだけでも感染する可能性があるほど感染力が高い病気です。
症状は感染の進行期間によって異なり、早期治療が重要となります!
ヘルペス
ヘルペスは単純ヘルペスウィルス1型(HSV-1)、または2型(HSV-2)の感染によって起こります。
感染開始から5〜10日が潜伏期間となり、その後感染部位に水ぶくれが発生することや神経痛など痛みを伴う場合があります。
これらは免疫低下によって悪化することや、感染初期には症状が強く出ることがあります。
性器ヘルペスの場合、症状の再発率は60〜70%と高くなっており治療などの対策がとても大切となります。
また、症状がない場合でも体内でウィルスは活性している為、非感染者との性行為は避けるようにしましょう。
カンジダ
カンジダは、真菌というカビの1種によって起こる性病です。
男性には少なく女性に多い性病であり、性器周辺の痒みや発疹、または排尿や性交で痛みが出たりします。
包茎の方は雑菌が溜まりやすくカンジダに感染するリスクは高くなっております。
HIV・エイズ
HIVは「ヒト免疫不全ウイルス」を略した言葉であり、体内に入ることで様々な問題を引き起こす恐ろしいウイルスです。
HIVが体内に入ると、免疫に関わるリンパ球が破壊されることで病気になりやすくなってしまいます。
エイズは、「後天性免疫不全症候群」を略した言葉であり、HIV感染によって免疫が低下した状態で健康時には発生しない弱いウイルスによって病気が起こってしまった状態を指します。
HIV感染の完治はできませんが、エイズは投薬治療によって発症を抑えることができます。
性病に感染しない為に
性病に感染しない為には、性行為をする上で予防を実施しましょう。
性行為の相手を限定する
性病に感染していない者同士のセックスでは性病のリスクはありません。
知らない異性との性行為は控えるようにしましょう。
また、現在のパートナーは自分以外とセックスをしていないか確認することも大切です。
性病は自覚症状が少ないことが多く、いつどのタイミングで感染したか特定することが難しい病気の為、特に注意が必要です。
コンドームを使用する
性病予防の中で一番確実な予防法はコンドームを使用することです。
一般的なセックスだけではなく、オーラルセックスやアナルセックスの場合でも使用しましょう。
しかし、梅毒などコンドームで覆われない部分が性病感染している場合には防ぐことができない為、注意が必要です。
性行為の前後にシャワーを浴びる
性器や肌には性病の原因となる病原菌がたくさん付着しています。
セックスの前はシャワーで汚れを落とし、身体を清潔にすることが大切です。
また、キスをする前には歯磨きをすることも大切ですが、口の中を傷つけ出血がある場合にはキスは避けるようにしましょう。
体調不良の際は性行為を控える
ストレスや疲労が溜まっている状態は病気に対する免疫が低下し、性病に感染するリスクが高くなってしまいますので注意しましょう。
まとめ
性病は他人事ではなく、いつ感染してもおかしくない世の中となってしまってます。
自覚症状もない場合が多い為、実際に感染しても気が付かない方も少なくありません。
性病から身を守る為に、性行為の際には積極的にコンドームを使用するようにしましょう!
また、定期的な検査をすることで自分だけでなく、パートナーの身を守ることにも繋がっていきます。
安心・安全にナイトライフを楽しむ為に注意していきましょう♬