朝立ちしなくなった!原因と改善方法について

公開日:2023年01月13日|最終更新日:2023年04月21日

  • ED(勃起不全)
朝立ちしなくなった!原因と改善方法について

朝起きた際、興奮しているわけでもないのに勝手にアソコが勃起していた!という経験が、男性ならば誰でも1度はあると思います。
いわゆる「朝立ち」と呼ばれる現象ですね。
私も時々、まだ寝ているはずの彼のアソコが硬くなっていて驚くことがあります。
まだまだ若い証拠なのかも??

しかし、この朝立ちですが、どうやら毎日確実に起こっているわけではないようなのです。
朝立ちする日としない日があるのは正常なのか?朝立ちしなくなってしまう原因は何なのか?
この記事を読みながら、ご自分やパートナーの状態をチェックしてみましょう♪

朝立ちの仕組みについて

朝立ちの仕組みについて
みなさん、朝立ちを「朝の起床時にだけ起こる現象」だと思っていませんか?
男性がご自身で自覚できるタイミングは起床時だけですが、実は朝立ちは他のタイミングでも発生しています!

朝立ちは勃起の一種で、医学的には「夜間陰茎勃起現象」と呼ばれるものです。
この現象の発生には睡眠のサイクルが大きく関わっており、就寝中に何度も繰り返されています。
睡眠時の脳内では、レム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)の状態が交互に訪れ、記憶の整理や本格的な休息などを行っています。
これらのサイクルはおよそ90分の周期で繰り返されていて、一晩のうちに合計3~6回(個人差あり)ほどループするのだとか。

朝立ちを含む夜間の勃起はレム睡眠時に起こる現象であり、睡眠サイクルの周期が巡ったのと同じ回数分、本人の意識の外でアソコが立ち上がっているのです!

朝立ちする理由

そもそも、どうして眠っている間に勝手に勃起してしまうのでしょうか?
実は、朝立ちは男性の性機能を正常に保つ為に行われている活動なのだそうです。

運動をしないと体力が落ちていくように、人間の身体は使わない機能がどんどん衰えていってしまいます。
これは性機能も同じで、長期間に渡って勃起や射精などの活動が行われない場合、徐々にアソコの活力が失われ、いざ必要になった際に正常な働きができなくなるのです!
そんな悲しい状況を未然に防ぐべく、身体が定期的にアソコを動かして各機能が衰弱しないように鍛えてくれています。
それが朝立ちという生理現象です。

朝立ちしない原因(睡眠不足の場合)

朝立ちしなくなる原因は人それぞれですが、寝ている間に起こる現象ですから、やはり睡眠不足は大きな障害となるでしょう。
睡眠時間が短くなったり、睡眠の質が落ちたりすると、それだけ朝立ちは起こりづらくなります。
朝起きてから寝るまでの活動時間中に、イライラしやすい、倦怠感がある、1日中眠たい、疲れが取れない、集中力が持たないなどの症状を感じる方は、良質な睡眠を取れていない可能性が高いです。
それでは、睡眠不足はどんな影響を及ぼすのでしょうか?

自律神経の乱れ

自律神経には、心と身体を活発化させる交感神経と、それとは逆にリラックス状態へ導く副交感神経の2種類があります。
そして勃起は、副交感神経が優位になっている状況下の方が起こりやすい現象です。
従って、ストレスや睡眠不足などで自律神経が乱れ、交感神経が優位な状況が続くと朝立ちも起こりにくくなります。

男性ホルモンの分泌量の低下

人間の体内では、常にさまざまなホルモンが分泌されています。
成長ホルモンや男性ホルモン(女性の場合は女性ホルモン)などは有名ですね。
勃起という性機能が働く為には男性ホルモンが必要なので、ホルモンバランスが崩れると朝立ちもしにくくなるようです。
睡眠不足もホルモンの分泌を妨げる原因となります。

朝立ちしない原因(病気や体調不良の場合)

睡眠は十分に取れているのに、なぜか朝立ちが起らない!という方もいます。
理由が分からないまま朝立ちしない日が長く続いた場合、病気などの可能性も考えられますので注意してください!

ED(勃起不全)

朝立ちだけでなく、セックスや自慰行為の際にも満足に勃起しない方は、EDの発症が疑われます。
完全に勃起しないのはもちろん、挿入時にいつも中折れして最後までセックスができない方もEDに該当するとか…。

更年期障害

更年期は女性特有のもの、という印象が強いかもしれませんが、男性にもそれに近い症状が現れる場合があります。
加齢によって身体機能が衰え、ホルモンの分泌量が減少することで、集中力や活力の低下、倦怠感、性欲の減退、そしてEDなどを引き起こす原因となるそうです。

生活習慣病

生活習慣病は、名前の通り生活習慣の乱れによって起こるメタボリックシンドロームや糖尿病、高血圧、脂質異常症などの病気の総称です。
勃起するには血液が滞りなく陰茎海綿体へと流れ込むことが重要ですが、生活習慣病に罹ると血管が硬くなり血流が悪化する動脈硬化を起こしやすくなってしまう為、性機能が著しく低下する恐れがあります。

朝立ちしない時の対策・治療方法

朝立ちが起こらなくなってしまった場合、どのような対処をすれば良いのでしょうか?
ここでは一般的な対策や治療方法を紹介します!

生活習慣の見直し

生活習慣を見直したところ、アソコの不調やちょっとした体調不良が改善された!という事例は多いものです。
肥満予防、血行促進、ストレス発散、ホルモン分泌のサポートなど、嬉しい効果が盛り沢山♪
何から始めれば良いか分からない方はまず、規則正しい生活習慣、バランスの良い食事、適度な運動を心掛けてみましょう。

飲酒・喫煙を控える

飲酒や喫煙の影響により睡眠の質が大きく低下する恐れがあります!
お酒を睡眠導入剤として飲む方もいらっしゃいますが、その効果は一時的なものに過ぎません。
むしろ睡眠のサイクルが狂ってしまい、眠りが浅くなって何度も目が覚めるような事態に陥りやすいです。
また、タバコに含まれるニコチンは、寝つきを悪くしたり眠りを浅くしたりする作用を持っています。
どちらも快適な眠りを妨げる原因となる可能性が高いので注意しましょう。

生活習慣病や睡眠時無呼吸症候群などのリスクを増加させる危険もあります…。

精力サプリやED治療薬の摂取

精力剤などとも呼ばれるサプリメントには、男性の身体機能及び性機能を向上させる作用があるとされています。
性欲を増進させたり、男性ホルモンの働きを助けたりすることで力強い勃起を叶えてくれるのだとか。
生活習慣の見直しと併せて試してみると良いかもしれません。

医療機関で相談すると、ED治療薬を紹介されることもあるのだそうです。
ED治療薬は勃起を妨げる酵素の働きを抑える薬で、バイアグラやレビトラなどが特に有名ですね。

ただし、身体に合わない製品を利用すると副作用を起こす可能性があるので、くれぐれも慎重に検討してください。

男性ホルモン注射

こちらは、体内での分泌量が減少してしまった男性ホルモンを、注射を使って注入・補充する治療方法です。
基本的には専門の医療機関で実施してもらえます。
体質や過去の病気の既往歴などによっては実施できないケースもある為、まずは医師に相談してみましょう。

まとめ

朝立ちの仕組みや睡眠との関係などについてお話しさせていただきました。
男性の健康状態を測る上で重要なバロメーターにもなる朝立ち。
毎日しっかり意識している方は多くないでしょうけれど、気にかけることでそれまで自覚できていなかった身体からのSOSサインに気付くきっかけになるかもしれません!
心と身体を労わり、健康的な生活を目指しましょう♪


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